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泉美木蘭
2020.4.30 11:29

東京新聞のトップ記事、大丈夫なのかな・・・

今朝の東京新聞「抗体検査5.9%陽性」のトップ大見出し、
東京のクリニックが独自にネットで希望者を集めて抗体検査、
という内容だけど・・・
記事を読んだら、発熱のあった人も、同居者で感染者がいる人も、
医療従事者も、一般市民も、PCR陽性も陰性も、

全部ごちゃ混ぜにしての「5.9%」という結果だった。
それって、調査として雑すぎない?


しかも、使ったのはクラボウの試薬キットと書いてあって、

これはすでに数多くの専門家が、使い物にならないと言っている
ものなんだけど・・・。
これ、こんな大見出しだけど、信用していい数字なのかなあ?

そして今日も「モーニングショー」は
『PCRやれやれ真理教』としてアクセル全開大爆走だった。
玉川徹氏は、全国民に毎週1回のPCR検査を行い、
陽性の人をすべて隔離し、陰性の人が働けば、
国民に10万円を給付する必要もなくなると、名調子だった。
1億2千万人の検体をどうやってさばくの?
どこに隔離するの?

しかし、死者数の少なさよりも、PCR検査の少なさに着目して
心配する意味がいまだにわからないです。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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